修理と保険の話

沖縄で台風のたびに天井のシミが広がる|火災保険で直る雨漏り

沖縄で台風のたびに天井のシミが広がる|火災保険で直る雨漏り

沖縄で台風のたびに雨漏りして天井のシミが広がる家は、火災保険の話とセットで相談が来ます。

「天井のシミが、また大きくなってるんです」
「普段の雨は平気なんですよ。台風のときだけ」
「去年から数えてもう3回目。台風が原因なら火災保険で直せるって聞いたんだけど、本当?」

台風が抜けて2〜3日すると、こういう電話が増えます。茶色い輪が年輪みたいに重なった天井。沖縄のRC造(鉄筋コンクリート)の家でよく見る光景で、輪が増えているということは、水の通り道がもう出来上がっているということです。次の台風は、その道をさらに広げます。

「台風のときだけ漏れる」の正体

普通の雨は上から落ちます。台風の雨は横から、ときには下から吹き上げてきます。だから、普段は水が当たらない場所に水が押し込まれて、そこから入る。台風のときだけ漏れて、そのたびにシミが広がる家は、ほぼこのパターンです。

① サッシまわりのシーリング切れ(これが大半)
窓枠とコンクリートの隙間を埋めているゴム状のシーリングが、紫外線で硬くなって割れる。横殴りの雨が窓の上から壁の中に入って、少し離れた天井にシミとして出てきます。シミの真上に穴があるとは限らない、というのはここが理由です。普通の雨は窓に横から当たらないので、台風のときだけ漏れる。そしてシミが広がるのは、壁の中の水の道が台風のたびに太くなっているからです。

② 屋上・ベランダの排水口(ドレン)の詰まり
排水口に落ち葉や土が溜まっていると、台風の大雨で屋上がプールになり、普段は水に浸からない防水の継ぎ目から染み込みます。台風のあと屋上に水が残っている家は要注意です。

③ 風で何かが壊れて、そこから入った
屋上の排水口の金物が飛んだ、ベランダの笠木が外れた、飛来物で手すりの根元が割れた。「今回の台風で壊れた場所」から入るケースで、これが後半の火災保険の風災の話に関係します。

外壁のひび割れや屋上防水の劣化など、雨漏りの原因ぜんぶの一覧と直し方は沖縄の雨漏り修理|火災保険が使えるケース・使えないケースの記事にまとめています。この記事は「台風のたびに広がる」家に絞って続けます。

放っておくとどうなるか

一度水の通り道ができると、やがて普通の雨でも漏れるようになります。それと、コンクリートの中に水が入り続けると鉄筋が錆びて膨らみ、内側から押し出します(爆裂)。雨漏りは見た目より、建物の寿命の問題です。

シミの輪が去年より増えているなら、次の台風の前に一度電話をください。「まだ漏れてない日」に見に行くほうが、原因を当てやすいです。090-9408-5550

自分でできること・やってはいけないこと

できることは3つ。シミが出るたびに日付入りで写真を撮る。「普通の雨でも漏れるか、台風だけか」を覚えておく。台風の前に排水口の落ち葉を取っておく。これだけで原因の当たりが早くなります。

やってはいけないのは、膨らんだ天井を自分で剥がすことです。水が溜まっているとまとめて落ちてきますし、電気の配線が通っていることもあります。例外は、天井が袋状に膨らんで今にも落ちそうなとき。そのときだけは、膨らみの一番下に小さい穴を1つ開けてバケツで受けてください。天井ごと落ちてくるよりましです。やり方は沖縄の台風で雨漏り、応急処置と保険のために撮る写真の記事に書いています。屋上に防水材を自分で塗って様子を見るのも、原因が別の場所だと意味がないのでおすすめしません。

うちの直し方

見に行って、シミの真上ではなく、屋上の排水口・防水の継ぎ目・外壁、そして窓の外側のシーリングを見ます。正直に言うと、最初は屋上を疑って、結局サッシまわりだった、ということがよくあります。ホースで上から水をかけて漏れなければ、横から台風の雨みたいに当てる。これで「台風のときだけ」の正体がはっきりします。原因が分かったら「ここのシーリングが切れていて、横殴りの雨がここから入っています」と写真を見せて説明し、シーリングの打ち替え・排水口の清掃や金物の交換など、部分補修で止まるなら部分補修で直します。直したあとは次の雨で止まっているかを見て、止まらなければもう一度見に行きます。

費用のこと、電話で聞かれたら

「台風のときだけ漏れる」家の修理代は、幅があります。窓の上のシーリングを打ち替えるだけで止まる家もあれば、入った水で壁の中の鉄筋が錆びていて、外壁の補修までやらないと止まらない家もあるからです。どちらなのかは水をかけてみないと分からないので、電話では金額を言いません。見に行って、原因と直し方と金額をその場で説明して、納得してもらってから着手します。見積だけで終わっても構いません。

台風の雨漏りが火災保険で直るケース・直らないケース

「台風で漏れた」と「台風で壊れた」は違います。火災保険の風災で見てもらえるのは後ろのほうで、ここを分けて考えると話が早いです。

直るケース(こういう相談がよくあります)

  • 強風で屋上の排水口の金物が飛んで、そこから雨が入って天井にシミが出た → 壊れた金物の交換と、濡れた天井の補修が風災の対象になることがあります。
  • 隣の家のトタンが飛んできてベランダの笠木を壊し、そこから壁の中に水が回った → これも風災。飛んできた物が隣の物でも、台風の飛来物は相手に責任を問えないことが多く、自分の火災保険で直すのが一般的です。
  • 飛来物でサッシのガラスが割れて、部屋の中まで雨が入った → 風災。割れたガラスと濡れた床・壁紙を一緒に見てもらえることがあります。

直らないケース(正直に言います)

  • 古くなったシーリングに台風の横殴りの雨が入った → 経年劣化。台風がきっかけでも、壊れたのは台風ではありません。
  • 屋上の防水が前から劣化していて、たまたま台風で漏れた → これも経年劣化。
  • 排水口の落ち葉詰まりで屋上がプールになって染みた → メンテナンス不足の扱いになりやすいです。

台風のたびにシミが広がる家は、こちらのパターンがほとんどです。だから「保険で」より先に「止める」を考えたほうが、結果的に安く済みます。

火災保険には契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「風災」の欄で免責を確認してください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と壊れた部品は残しておいてください。

どちらに見えるかは、見に行けば分かります。うちはその場でそのまま言います。経年劣化を風災として申請するのは、あとで保険会社とこじれてお客さんが損をするだけなので、勧めません。申請するかどうかはお客さんが決めることです。

台風で壊れたもの全般の保険の考え方は沖縄の台風で家が壊れたら、保険で直るもの・直らないものの記事に書いています。

シミが広がっているなら、次の台風の前に

「また広がった」と気づいた今が、一番直しやすいタイミングです。原因がどこか、直るのか、費用はどのくらいか。見に行ってその場で説明します。

火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。

沖縄便利屋 電話 090-9408-5550(お問い合わせフォーム
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