修理と保険の話

沖縄の雨漏り修理|火災保険が使えるケース・使えないケース

沖縄の雨漏り修理は、台風が抜けた翌日から一気に増えます。
「今まで何ともなかったのに、今回の台風で天井にシミが出た。知り合いに『台風の雨漏りは火災保険で直せるよ』って言われたけど、うちも使えるのかな」

この電話が、台風のあと数日続きます。天井のシミを見上げながら、直るのか、いくらかかるのか、保険は使えるのか、三つ一度に不安になっている方がほとんどです。沖縄の家は内地と作りが違うので、雨漏りの出方も直し方も違います。まずそこから書きます。

沖縄の雨漏りは「屋根」より「屋上と壁」

内地の雨漏り記事を読むと、瓦がずれた・スレートが割れた、という話ばかりです。でも沖縄の住宅はRC造(鉄筋コンクリート)が大半で、瓦屋根の家はそう多くありません。

沖縄で実際に多いのは、だいたいこの4つです。

① 屋上・ベランダの防水が切れている
陸屋根(平らな屋上)の防水層が、紫外線と暑さで劣化して切れる。沖縄の日差しは内地より強いので、防水の寿命が短めです。排水口(ドレン)が落ち葉や土で詰まって、屋上がプールになって、そこから染みてくるパターンもよくあります。屋上に上がると、ドレンの上に落ち葉が山になって、土まで溜まって草が生えている家がわりとあります。そこを掘ると、下の防水がふやけて切れている。

② サッシまわりのシーリング切れ
窓枠とコンクリートの隙間を埋めているゴム状のシーリングが、硬くなって割れる。台風の横殴りの雨だと、ここから一気に入ってきます。「台風のときだけ漏れる」「台風のたびにシミが広がる」は、たいていこれです。このパターンは沖縄で台風のたびに天井のシミが広がる|火災保険で直る雨漏りの記事にまとめています。

③ 外壁のひび割れ(クラック)
コンクリートは必ずひびが入ります。細いうちは問題ないのですが、髪の毛より太いひびに雨が当たり続けると、中の鉄筋が錆びて膨らみ、コンクリートが押し出されます(爆裂)。そうなると壁の中を水が通るようになります。ひびの幅の見分け方と補修のやり方は沖縄RC住宅の外壁ひび割れ補修|火災保険が使えないひび・使えるひびに書いています。

④ 台風の飛来物で何かが壊れて、そこから入る
隣の家のトタンや看板が飛んできて、屋上の笠木(ふちのカバー)が外れた、ベランダの庇が割れた、サッシのガラスが割れて枠ごとゆがんだ。壊れたところから雨が入るので、台風の翌日にいきなり漏れ出します。沖縄の雨漏りの中で、これが一番「保険の話」になりやすいやつです。

「台風のあとだけ漏れる」は、直さなくていいのか

よく聞かれます。結論から言うと、放っておくと次の台風でもっと広がります。

台風の風雨は、普段は入らないところまで水を押し込みます。一度通り道ができると、次は普通の雨でも漏れるようになる。

それと、コンクリートの中に水が入り続けると鉄筋が錆びます。雨漏りそのものより、建物の寿命に関わるのはこっちです。

うちの直し方(調査 → 原因 → 部分補修が基本)

雨漏りは「どこから入っているか」を当てないと、何をやっても止まりません。なので、いきなり防水工事の見積を出すことはしません。

見に行って、漏れている場所の上と外側(屋上・ベランダ・サッシまわり)を見て、必要なら水をかけて確かめます(散水調査)。原因が分かったら「ここのシーリングが切れていて、台風の雨がここから入っています」と写真を見せて説明し、シーリングの打ち替え・ひび割れの注入・ドレンの清掃や交換・笠木の交換など、部分補修で止まるなら部分補修で直します。屋上全面の防水やり替えが本当に必要なケースは、実はそんなに多くないです。直したあとは次の雨で止まっているかを見て、止まらなければもう一度見に行きます。

費用のこと、電話で聞かれたら

「だいたいいくらですか」と電話で聞かれます。答えたいのですが、雨漏りだけは本当に言えません。

同じ「天井にシミ」でも、屋上に上がってみたらドレンに落ち葉が詰まっていただけで、掃除して終わり、ということがあります。逆に、シミは小さいのに、サッシの上のシーリングが一周ぐるっと切れていて、打ち替えに一日かかることもあります。電話で安く言って行ってみたら後者だった、というのが一番お客さんに失礼なので、最初から言わないことにしています。

その代わり、見に行ったらその場で決めます。「ここから入っています」と写真を見せて、「こう直します」「いくらです」まで、その日のうちに言います。その金額で納得できなければ、見積だけ持って帰ってもらって構いません。「今回は様子を見る」でも「他にも聞いてみる」でも大丈夫です。

天井のシミと、屋上かベランダの写真があれば、電話の時点で「これはドレンっぽい」「これはサッシかも」くらいの当たりは言えます。写真を撮ったら、そのまま 090-9408-5550 に電話をください。

雨漏り修理が保険で直るケース・直らないケース

雨漏りで火災保険が使えるかどうかは、「雨が入った原因が、台風の風で壊れたものかどうか」で決まります。雨漏りしているという結果ではなく、原因のほうです。

直るケース(火災保険の風災)
– 隣の家のトタンが飛んできて屋上の笠木が外れ、その隙間から天井に雨が回った
– 強風でベランダの庇が割れて、サッシの上から水が入るようになった
– 台風で窓ガラスが割れて枠がゆがみ、そこから壁の中に水が入った
– 屋上の受水槽のふたや室外機が風で動いて、防水層を引っかいて切った

こういう「今回の台風で何かが壊れて、そこから漏れた」ものは、壊れた部分の修理と、濡れた天井や壁紙の張り替えまで風災の対象になることがあります。どこまで含まれるかは契約によるので、保険会社に確認してください。

直らないケース
– 何年も前から防水が劣化していて、たまたま台風で漏れた(経年劣化)
– サッシのシーリングが古くなって硬化して割れていた
– ひび割れをずっと放っておいて、鉄筋が錆びて爆裂した
– ドレンの詰まりで屋上がプールになった(掂除不足=管理の範囲)

正直に言うと、沖縄の雨漏りはこっちのほうが多いです。経年のものを風災で出すと、あとで取り消しになって損をするのはお客さんです。ここをごまかして申請させようとする業者の話は沖縄の台風で家が壊れたら、保険で直るもの・直らないものに書いています。

火災保険には契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「風災」の欄で免責を確認してください。雨漏りは、風災で通っても修理代が免責の範囲に収まって実質出ない、というケースがいちばん多いので、ここは先に見ておいてください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と壊れた部品は残しておいてください。

「うちはどっち?」と迷っているなら、天井のシミと屋上の写真を撮って電話をください。電話の時点で「これは経年っぽいです」と言うこともあります。その場合は行かなくて済むぶん、お互い早いです。

どちらかは、見に行けば分かります。うちは「これは台風で壊れたので対象になりそう」「これは経年なので対象外」と、その場でそのまま言います。申請するかどうかはお客さんが決めることです。罹災証明書は火災保険の請求には普通いりませんが、市町村の減免や支援を受けるときに必要になります。申請には被害の写真がいるので、直す前の写真は必ず残しておいてください。

業者が来るまでのしのぎ方は沖縄の台風で雨漏り、応急処置と保険のために撮る写真の記事に書いています。他の業者と比べたいときは沖縄で雨漏り業者を探すなら|火災保険に慣れた業者の見分け方も見てください。

雨漏りでお困りなら

「これって直るの?」「保険は使えるの?」という段階で構いません。見に行って、原因と直し方と費用をその場で説明します。

火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。

沖縄便利屋 電話 090-9408-5550(お問い合わせフォーム
対応エリア:沖縄市・うるま市・宜野湾市・北谷町・北中城村・中城村・西原町・浦添市・那覇市ほか沖縄県内

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