沖縄のブロック塀修理|車の衝突・台風、誰の保険で直す?
沖縄便利屋に来るブロック塀修理の相談は、だいたいこんな電話から始まります。
「トラックがバックで塀に当たって、ブロックが3つくらい割れてる。相手の保険で直せるって言われたんだけど、見積はどこで作ってもらえばいい?」
「塀が道路側にちょっと傾いてる気がする。倒れたら困るから見てほしい」
「ブロックの表面がボロボロ剥がれてきて、中から赤茶色のものが見える」
沖縄のブロック塀は、内地のものと傷み方が違います。海が近いぶん塩害で中の鉄筋がやられるのと、台風で毎年揺さぶられるのと、その両方です。そこに車の衝突が加わると、「誰の保険で直すのか」という話が必ずついてきます。そして塀は、倒れる前に直せば塀だけの話で済みますが、倒れてからだと、隣の車や通行人への賠償の話が先に来ます。
沖縄のブロック塀は「中の鉄筋」から傷む
内地の記事だと「古いブロック塀は鉄筋が入っていないことがある」という話が多いですが、沖縄でうちがよく見るのは、鉄筋は入っているのに錆びて膨らんでいるケースです。
① 塩害で鉄筋が錆びて、ブロックを割る
沖縄の風には塩が混じっています。ブロックの目地やひびから塩分を含んだ水が入ると、中の鉄筋が錆びて太くなり、ブロックを内側から押し割ります。表面が剥がれて赤茶色の錆汁が出ている塀は、これです。西原町や北谷町の海寄りの家だと、築20年くらいでもう出ていることがあります。
② 控え壁がない・短いまま傾いている
高さのあるブロック塀には、塀を横から支える「控え壁」が必要です。建築基準法では、高さ1.2mを超えるブロック塀には3.4m以内の間隔で控え壁を設けることになっています。沖縄の古い家だと、控え壁がないまま高く積んである塀がけっこうあって、台風のたびに少しずつ傾きます。傾いた塀は、ひびを埋めても止まりません。
③ 花ブロックのひび・欠け
沖縄らしい花ブロック(穴の開いた飾りブロック)は、風を通すぶん薄い部分があって、そこから割れます。同じ柄が今も手に入れば差し替えできます。手に入らない柄のときは、近い柄で揃えるか、その一列だけやり替えるか、見に行って相談です。
④ 車・トラック・バイクの衝突
駐車場の出入口の角、道路に面した塀の端、カーブの外側。ぶつけられる場所はだいたい決まっています。乗用車のバック、配達トラックの切り返し、バイクの転倒。ブロックが割れるだけでなく、見えないところで鉄筋が曲がっていたり、基礎から浮いていたりするので、割れたブロックだけ差し替えて終わりにできないことが多いです。
自分で見ておいてほしいこと・やらないでほしいこと
見ておいてほしいこと
- 塀に手をかけて軽く押して、ぐらつくかどうか
- 表面に赤茶色のシミ(錆汁)が出ていないか
- 塀の根元と地面の間に隙間ができていないか
- 傾いている方向に人が通る道路や隣の家がないか
- 車にぶつけられたなら、片づける前に割れた状態・タイヤ跡・相手の車を写真に撮る
手で押してぐらついたら、その日のうちに 090-9408-5550 に電話をください。道路側なら、先にコーンと板で囲いに行きます。
やらないでほしいこと
- ぐらついている塀を、つっかえ棒だけで放置する
- 割れたところにモルタルを塗って見た目だけ直す(中の錆は進みます)
- 自分で上の段だけ外そうとする(バランスが崩れて一気に倒れることがあります)
- ぶつけた相手と「修理代はこれくらいで」とその場で口約束する(見ないと金額は出ません)
うちの直し方(見に行く → 残せるか決める → 部分か全体か)
- 見に行く:傾き・ぐらつき・ひびの幅・錆汁の有無・控え壁の有無を見ます。道路側なら通行人に倒れる危険があるかも判断します。
- 残せる部分と残せない部分を分ける:鉄筋が生きていて、ぐらつきがない部分は残します。錆で膨らんでいる部分、基礎から浮いている部分は残しても意味がないので、その区間だけ撤去します。
- 部分積み直し:割れた区間のブロックを外して、鉄筋を入れ直して積み直します。車の衝突は、たいていこの部分積み直しで直ります。
- 全体やり替え・撤去:塀全体が傾いている、控え壁がなくて高い、錆が全面に回っている。こういうときは、正直に「部分補修しても無駄です」と言います。撤去して低い塀にする、アルミフェンスに替える、という相談になることも多いです。
- 仕上げ:モルタル仕上げや塗装で既存と合わせます。一か所だけ新しいと浮くので、どこまで塗るかは見に行ったときに相談します。
費用について
電話で「ブロック3個割れてるんだけど、いくら?」と聞かれます。本当に3個の差し替えで済むなら話は早いのですが、ぶつけられた塀は、見えないところで鉄筋が曲がっていたり基礎から浮いていたりして、行ってみたら一区間の積み直しだった、ということがよくあります。だから電話では金額を言いません。見に行って、どこまで直すかと金額をその場で説明して、納得してもらってから着手します。見積だけで終わっても構いません。
ブロック塀が保険で直るケース・直らないケース
ブロック塀は「誰の保険か」がものによって変わります。うちが見に行ったときに、だいたいこう分けて説明しています。
直るケース(相手の自動車保険)
配達のトラックがバックで角に当たった、隣の人が駐車で擦って割った、バイクが転倒して花ブロックに突っ込んだ。こういうのは、ぶつけた相手の自動車保険の「対物賠償」から修理代が出るのが基本です。相手の保険会社から「修理の見積を出してください」と言われたら、うちが見に行って見積と写真を揃えます。相手が無保険だった、逃げられて分からない、という場合は、自分の火災保険に「車両の衝突」の補償が付いていれば使えることがあります(契約によります)。
直るケース(自分の火災保険の風災)
台風で塀が根元から倒れた、飛んできたトタンや看板が当たって割れた。これは火災保険の「風災」の対象になることがあります。塀が建物の補償に含まれているかは契約によるので、保険証券か保険会社で確認してください。
自分の塀が相手に被害を出したケース
逆に、自分の塀が倒れて隣の車を傷つけた、通行人にケガをさせた。このときは、自分の火災保険や自動車保険に付いている「個人賠償責任保険」が関わってきます。ただし、ぐらついているのを分かっていて放置していた塀だと、話が難しくなることがあります。傾いた塀を早めに見てほしいのは、この理由もあります。
直らないケース
塩害で鉄筋が錆びて何年もかけて傾いた、控え壁がなくてもともと傾いていた、前からあったひびが台風で広がっただけ。これは経年劣化なので、風災の対象にはなりません。「台風のあとに倒れた」でも、原因が錆なら対象外です。
火災保険には契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「風災」の欄で免責を確認してください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と割れたブロックは残しておいてください。
どちらかは、見に行けば分かります。うちでは「これは車が原因で相手の保険」「これは台風が原因で風災になりそう」「これは経年なので対象外」と、その場で正直に言います。申請するかどうかはお客さんが決めることです。
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ブロック塀でお困りなら
「傾いてる気がするけど、直すほどかな」。その電話が一番多いし、一番安く済みます。倒れてから直すより、倒れる前に見たほうがお互い楽です。見に行って、直すべきか、どこまで直すか、その場で説明します。
火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。
沖縄便利屋 電話 090-9408-5550(お問い合わせフォーム)
対応エリア:沖縄市・うるま市・宜野湾市・北谷町・北中城村・中城村・西原町・浦添市・那覇市ほか沖縄県内

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