修理と保険の話

沖縄でブロック塀に車が突っ込まれた場合の修理|相手の保険で直す

沖縄でブロック塀に車が突っ込まれた場合の修理|相手の保険で直す

「うちのブロック塀に車が突っ込んで、ブロックが道路に散らばってる」
「相手の保険会社から『見積を送ってください』って言われたんだけど、どこに頼めばいいわけ?」
「これ、うちの保険で直すの?相手が払うの?」

沖縄便利屋に入る電話の中で、ブロック塀がらみはわりと多いです。沖縄の住宅は道路に面して花ブロック入りの塀を立てている家が多く、道も細いので、曲がりきれなかった車や配送のトラックが角を持っていく。崩れた塀が道路に散らばっていると、通る人も危ないので、みんな焦って電話してきます。

そして、崩れた塀を前にして一番困るのは、直し方よりも「相手にいくら、どうやって請求するか」のほうだったりします。

直す前にやっておくこと

① 相手がその場にいても、警察を呼ぶ
事故証明がないと、相手の自動車保険の対物賠償が動きません。「知り合いだから」「すぐ弁償すると言っているから」で済ませると、あとで金額で揉めたときに何も残りません。

② 片付ける前に写真を撮る
散らばったブロック、崩れた角、残っている塀のひび、車の位置。全体と近くの両方を撮ってください。道路に落ちた破片は危ないので、写真を撮ってから脇に寄せる、の順番です。

③ 相手の保険会社と連絡先を聞く
相手の名前・電話番号・ナンバーと、保険会社名。あとはそこの担当者から連絡が来るので、家の側がやることはそれほど多くありません。

④ 残った塀に触らない・寄りかからない
角が崩れた塀は、隣のブロックもぐらついていることが多いです。子どもや通行人が近づかないように、カラーコーンや板で囲っておいてください。

保険会社とのやりとりで一番大事なこと

正直に言うと、ここでもめるかどうかが決まります。

相手側の担当者は「壊れたところだけの金額」を聞いてきます。でもブロック塀は、崩れたのが角だけでも、衝撃で控え壁にひびが入っていたり、隣のブロックが動いてぐらついていたりします。崩れた分だけ積み直すと、つなぎ目が弱くなって、次の台風で倒れます。沖縄の台風の風を受けるのは塀も同じなので、ここは手を抜けません。

なのでうちは、見積に壊れた範囲+ぐらついて使えなくなった範囲を入れて、なぜそこまで直すのかを写真付きで書きます。理由が書いてあれば、先方もそのまま通すことが多いです。通らなければ、先方の言い分を聞いて、どこまでやるかをお客さんと相談します。

逆に、事故の前からあったひびや傾きは、今回の事故とは別です。そこを混ぜて出すと、あとで聞かれて困るのはお客さんなので、うちは分けて説明します。

うちのブロック塀修理のやり方

  1. 見に行く:崩れた範囲と、残った塀の状態(ぐらつき、控え壁、基礎)を見ます。鉄筋が錆びて膨らんでいる古い塀だと、事故とは別に建て替えを勧めることもあります。
  2. 写真と見積を作る:相手の保険会社に出す前提で、直す範囲と理由を書きます。
  3. 先方のOKを待つ:OKの前に着工すると金額が合わなくなることがあるので、基本は待ちます。倒れそうなら先に撤去と養生だけします。
  4. 工事:撤去→基礎の確認→ブロックと花ブロックの積み直し→モルタル仕上げ。花ブロックは古い柄だと同じものが近くになくて、建材屋を何軒か回ることがあります。沖縄の古い塀ではよくある話です。
  5. 直った写真を送る:これで手続きが終わります。

費用について

「電話でだいたい教えて」と言われるのですが、ブロック塀だけは見ないと本当に言えません。崩れて落ちたのが角のブロック数個でも、残った塀を手で揺すってみたら、衝撃でつながっていた2〜3mごとぐらついていた、ということが普通にあるからです。積み直す範囲が変われば、金額はまるごと変わります。見に行って、直す範囲と金額をその場で説明して、納得してもらってから着手します。見積だけで終わっても構いません。

ブロック塀の修理が保険で直るケース・直らないケース

直るケース(相手の自動車保険の対物賠償)

  • 配送のトラックがバックで切り返して、塀の角をごっそり持っていった
  • 雨の日にバイクが滑って転倒し、花ブロックの塀に突っ込んだ
  • 隣の駐車場に停めようとした乗用車がアクセルを踏み間違えて、塀ごと押し倒した

ぶつけた側が自動車保険に入っていれば、相手の対物賠償で直すのが基本です。車でもトラックでもバイクでも同じです。ぶつけられた側が修理費を持つことは、基本的にありません。

直るかもしれないケース(自分の火災保険)

  • 相手が対物賠償に入っていなかった
  • 当て逃げで、朝起きたら塀が崩れていて相手が分からない

この場合は、警察に届けたうえで、自分の火災保険に「車両の衝突」の補償が付いていれば、そちらで直せることがあります。付いているかどうかは契約によるので、自分の保険会社に確認してください。

直らないケース

  • 事故の前からあった塀の傾き、ひび、塩害で鉄筋が錆びて膨らんでいた部分(経年劣化)
  • 自分や同居家族の車で自宅の塀にぶつけた場合。相手の対物賠償も火災保険の「車両の衝突」も使えないのが普通です。火災保険に「破損・汚損」が付いていれば対象になることがあります(契約によります)

当て逃げなどで自分の火災保険を使う場合は、契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「物体の衝突」や「破損・汚損」の欄で免責を確認してください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と壊れた部品は残しておいてください。

なお、台風で塀が倒れた場合は相手の保険ではなく、自分の火災保険の風災の話になります。そちらは沖縄のブロック塀修理|車の衝突・台風、誰の保険で直す?の記事に書いています。

今回の事故で壊れた範囲と、前からのものは、見に行けば分かります。うちは分けて正直に言います。申請するかどうかはお客さんが決めることです。

「相手にいくら請求していいか分からない」という方へ

ぶつけた相手が近所の人だったり、知り合いの会社のトラックだったりすると、「いくら請求していいか分からなくて気まずい」と言われることがよくあります。その場合は、うちが見積を作って相手の保険会社に直接出す形にすれば、お金の話をお客さんが直接しなくて済みます。間に業者が入るほうが、お互い気が楽です。

「近所の人なので直接お金の話はしたくない」と先に言ってもらえれば、最初からうちが相手の保険会社と話す形で進めます。090-9408-5550 に電話で一言伝えてください。

家の外壁に突っ込まれたときの流れは沖縄で車が家に突っ込まれたら|修理費は誰の保険で直す?の記事に、台風で壊れたものの保険の線引き全般は沖縄の台風で家が壊れたら、保険で直るもの・直らないものに書いています。

ブロック塀をぶつけられて困っているなら

「とりあえず道路の破片だけ片付けたい」という電話でも大丈夫です。見に行って、残せる部分と直す範囲をその場で言います。相手の保険会社に出す見積もこちらで作ります。

火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。

沖縄便利屋 電話 090-9408-5550(お問い合わせフォーム
対応エリア:沖縄市・うるま市・宜野湾市・北谷町・北中城村・中城村・西原町・浦添市・那覇市ほか沖縄県内

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