修理と保険の話

沖縄で窓ガラスが割れたら修理は保険で?台風・野球ボール・泥棒

沖縄で窓ガラスが割れたら修理は保険で?台風・野球ボール・泥棒

沖縄で窓ガラスの修理・交換の電話が来るのは、台風の最中か抜けた直後です。
「何か飛んできてリビングの窓が割れた。今は段ボールで塞いでる。これ火災保険で直せる?」
「ヒビだけで落ちてはいないけど、次の台風までに直したい」
「近所の子の野球ボールで窓が割れた。向こうの親は保険で直すって言ってるけど、どう進めればいい?」

沖縄の家は内地に比べて雨戸やシャッターがない家が多く、RC造で躯体は頑丈でも、窓は飛来物に対して無防備です。台風のたびに、隣の家のトタン・看板・植木鉢が飛んできて窓を割ります。台風のあとは、うちもベニヤと仮ガラスを積んで応急の板張りから回っています。ボールが当たった、泥棒に割られた、という相談もあって、窓は「何で割れたか」でどの保険の話になるかが変わります。割れたものを先に片づけてしまうと、それが分からなくなります。まず順番だけ間違えないでください。

割れた直後にやること

① 近づく前に靴を履く
細かい破片が部屋の奥まで飛んでいます。素足・スリッパでは必ず切ります。

② 直す前に写真を撮る
割れた窓を外と中から、飛んできた物やボールも一緒に。保険の話になったときに「何で割れたか」が分かる写真が必要です。飛んできた物は、片付ける前に撮ってください。泥棒に割られたなら、触らずに先に警察です。

③ 風雨が入らないように塞ぐ
段ボール+養生テープ、あればブルーシート。台風の最中なら、ガラスの破片を無理に取らず、内側から塞いでください。外に出ると飛来物で怪我をします。台風の直後の動き方と写真の撮り方は『沖縄 台風の被害、見に行きます|直す前に保険のための写真を』の記事にもまとめています。

④ ヒビだけのときは、ガラスに養生テープを貼る
落ちてはいないガラスも、次の風で一気に崩れます。テープを格子状に貼っておくと飛散防止になり、崩れたときに飛び散りにくくなります。

段ボールで塞いだら、その状態の写真を撮って 090-9408-5550 に電話をください。ガラスのサイズが分かれば、仮ガラスを積んで行けます。

やってはいけないこと

  • 台風の最中に外からガラスを外そうとする:飛来物と風で、ガラスより体のほうが危ないです。
  • 割れたガラスを普通のゴミ袋に入れる:袋を突き破ります。新聞紙や段ボールで包んで「ガラス」と書いて、お住まいの市町村のルールで出してください。
  • サッシが歪んでいるのにガラスだけ替える:はまらない、閉まらない、次の台風でまた割れます。

沖縄の窓ガラスで、修理・交換のときに気をつけるところ

ガラスの種類
古い家は1枚ガラス(単板)、最近の家はペアガラス(複層)や網入りガラスが入っています。同じ種類で替えるのが基本ですが、台風のたびに割れる窓は、強化ガラスや合わせガラスに替える選択肢もあります。見に行ったときに、窓の向きと周りの環境を見て相談します。

網入りガラスの熱割れ
何も当たっていないのに、網入りガラスにすっとひびが走ることがあります。沖縄の強い日差しで、中のワイヤーとガラスの温度差から割れる「熱割れ」です。これは物が当たった割れ方ではないので、経年扱いで保険の対象外になりやすいです。

サッシの歪み
飛来物が当たると、ガラスだけでなくアルミのサッシ枠が曲がっていることが多いです。沖縄は塩害でサッシのレールや戸車が傷んでいる家も多く、「ガラスを替えたついでに戸車も替えたほうがいい」というケースもよくあります。

うちの窓ガラス修理・交換の流れ

  1. 見に行く:割れたガラスの種類・サイズ・厚みを測り、サッシの歪み・戸車・クレセント(鍵)の状態を確認します。
  2. 応急処置:破片を片付けて、ベニヤか仮ガラスで塞ぎます。ここまでを当日〜翌日にやります。
  3. 説明する:「同じガラスで替えます」「サッシも曲がっているので枠ごと替えたほうがいいです」と、写真を見せて説明します。保険の対象になりそうかも、このときに伝えます。
  4. ガラス手配・交換:手配ができ次第、交換に伺います。

費用について

電話で「窓1枚いくら?」と聞かれるのですが、窓だけは測ってみないと言えません。同じ腰窓1枚でも、よくある透明の単板ガラスなら在庫で早く済みますが、ペアガラスや網入りガラスは同じサイズでも取り寄せになります。サッシの枠まで曲がっていたら、ガラス代よりも枠の話のほうが大きくなります。見に行って、種類とサイズを測って、直し方と金額をその場で説明して、納得してもらってから着手します。見積だけで終わっても構いません。

窓ガラスが保険で直るケース・直らないケース

窓ガラスは「何で割れたか」で、使う保険が変わります。

直るケース(こういう相談がよくあります)

  • 台風の強風で隣の家のトタンや看板が飛んできて割れた、風でサッシごと歪んだ → 自分の火災保険の「風災」。飛んできた物が隣の家の物でも、台風の飛来物は相手に責任を問えないことが多く、自分の火災保険で直すのが一般的です。
  • 近所の子どもの野球ボール・サッカーボールで割れた → 相手の親の「個人賠償責任保険」(火災保険や自動車保険の特約で付いていることが多い)で直すのが基本。親御さんから「保険で直します」と言われたら、こちらは写真と見積を出す形になります。
  • 自分の子どもが家の中でボールを投げて割った、掃除中に物をぶつけて割った → 火災保険の「破損・汚損」の特約が付いていれば対象になることがあります(契約によります)。
  • 泥棒に割られて侵入された → 火災保険の「盗難」の補償で、割られたガラスや壊されたクレセントも見てもらえることがあります。警察への届け出が先です。
  • 車やバイクが駐車場から飛び出して1階の窓に突っ込んだ → 相手の自動車保険の「対物賠償」。

直らないケース

  • もともとひびが入っていたガラスが、台風で落ちた → 経年劣化の扱いになりやすいです。
  • 網入りガラスの熱割れ → 上に書いたとおり、物が当たっていないので対象外になりやすいです。
  • 塩害で戸車やレールが錆びて動かなくなった → これも経年劣化。ガラス交換のついでに直す分は、お客さんの負担です。

火災保険には契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「風災」や「盗難」の欄で免責を確認してください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と割れたガラス・飛んできた物は残しておいてください。

どちらに当たるかは、見に行けば分かります。うちは「これは飛来物なので風災の話」「この戸車は前からの錆なので対象外」と分けてお伝えします。申請するかどうかはお客さんが決めることです。

台風でカーポートの屋根が飛んで隣の窓を割ってしまった側の話は沖縄で台風にカーポートが飛んだら|火災保険と隣の車の傷の記事、台風で壊れたもの全般の保険の考え方は沖縄の台風で家が壊れたら、保険で直るもの・直らないものの記事に書いています。

窓ガラスが割れて困っているなら

「今は段ボールで塞いでる」「相手の保険で直すと言われたけど、どう進めれば」という状態で構いません。見に行って、応急処置をして、交換の段取りと費用をその場で説明します。

火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。

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