修理と保険の話

沖縄の水漏れ修理|濡れた床や天井は火災保険で直る?

沖縄の水漏れ修理|濡れた床や天井は火災保険で直る?

沖縄便利屋に来る水漏れ修理の電話は、だいたいこんな言い方で始まります。
「水道料金がいきなり倍になった。どこも漏れてるように見えないのに」
「屋上のタンクのまわりがずっと濡れてる」
「上の階から水が落ちてきて天井と床がダメになった。これ火災保険で直せるのかな」

内地の水漏れ記事は「蛇口のパッキン」「トイレのタンク」の話が中心ですが、沖縄の家はそれだけでは済みません。RC造(鉄筋コンクリート)で、屋上に受水槽や高置水槽があって、配管がコンクリートの中を通っている。漏れる場所も、探し方も、内地とはけっこう違います。そして水漏れは、気づかずにいる間も、水道料金とコンクリートの中の鉄筋の錆が静かに進んでいきます。

沖縄の水漏れで多いのは、この4つ

① 屋上の受水槽・高置水槽まわり
沖縄は断水対策で屋上にタンクを置いている家が多いです。ボールタップ(水位を止める部品)が古くなって止まらなくなり、オーバーフロー管からずっと水が出ている。タンクの継ぎ目や、タンクから降りてくる配管のつなぎ目から漏れる。屋上なので誰も見に行かず、水道料金で気づくパターンが一番多いです。台風で配管が折れて階下に水が回ることもあります。タンクや配管ではなく雨が原因だったら、沖縄の雨漏り修理|火災保険が使えるケース・使えないケースの記事へ。

② コンクリートに埋まった給水管
RC造の家は、配管が床や壁のコンクリートの中に埋まっていることが多い。古い鉄管が錆びて穴があくと、壁の中や床下で漏れ続けます。「壁の中から水の音がする」「床がいつも湿っている」は、たいていこれです。塩害で配管の傷みが早いのも沖縄らしいところです。

③ 給湯器まわり
給湯器の配管の継ぎ目、減圧弁、安全弁からの漏れ。台風の横殴りの雨が給湯器を直撃するので、台風のあとに「給湯器の下が濡れている」という電話が増えます。

④ 上の階・隣の部屋から
アパートやマンションで多いのが、上の階の洗濯機のホースが外れた、給湯器の配管が破れた、という水が下の部屋の天井から落ちてくるケース。自分の部屋をいくら直しても止まりません。あとで書きますが、これは「誰の保険で直すか」の話が先に来ます。

「どこから漏れているか」を自分で確かめる方法

水漏れの業者を呼ぶ前に、これだけ見ておいてください。

  1. 家中の蛇口を全部閉める
  2. 量水器(メーター)を見る:中の銀色の小さなコマ(パイロット)が回っていたら、どこかで漏れています。止まっていれば、漏れではなく使いすぎの可能性があります。
  3. 屋上のタンクを見る:オーバーフロー管から水が出ていないか、タンクの下が濡れていないか。
  4. 給湯器の下、メーターボックスの中、散水栓の足元を見る

パイロットが回っていたら、それだけで電話をください。「回ってます」の一言で、漏水で間違いないと分かります。090-9408-5550

やってはいけないこと

  • 漏れているのに水道の元栓を閉めずに放置する:水道料金もそうですが、コンクリートの中に水が入り続けると鉄筋が錆びます。
  • 濡れた床や天井を、写真を撮らずに片付けてしまう:あとで保険の話になったときに、どこまで濡れたかを見せるものがなくなります。直す前の状態を、スマホでいいので撮っておいてください。
  • 配管用のテープでぐるぐる巻いて終わりにする:応急としてはアリですが、圧がかかる給水管は必ずまた漏れます。

急いで止めたいときは、メーターボックスの中の止水栓を閉めれば家全体の水が止まります。場所が分からなければ電話してください。

うちの直し方

見に行って、メーターのパイロット→屋上のタンク→給湯器→メーターまわりの順に確認し、止水栓を一つずつ閉めてパイロットが止まるかで系統を絞ります。コンクリートに埋まった管が怪しいときは、音聴棒で壁や床を当たります。原因が分かったら「タンクのボールタップ交換で済みます」「この壁の中の管は、壊して直すより露出で引き直したほうが早くて安いです」と写真を見せて説明して、納得してもらってから直します。濡れてダメになった床材・クロス・天井ボードは、乾かしてから貼り替えます。

漏れていたぶんの水道料金は、戻ることがあります

漏水で水道料金が跳ね上がった場合、修理したことの証明を出すと一部減免される制度があります。窓口はお住まいの市町村の水道課(那覇市は上下水道局)で、条件は市町村ごとに違うので確認してください。修理証明はこちらで出せます。

費用のこと、電話で聞かれたら

「だいたいいくらですか」と聞かれますが、水漏れは開けてみないと言えません。同じ「床が濡れている」でも、給湯器の継ぎ手を締め直して終わりのことがあれば、コンクリートの中の鉄管に穴があいていて、露出配管で引き直す一日仕事のこともあります。電話で安く言って行ってみたら後者だった、というのが一番お客さんに失礼なので、最初から言わないことにしています。見に行って、どこから漏れているかを特定して、直し方と金額をその場で説明します。納得できなければ、見積だけで終わっても構いません。

水漏れが保険で直るケース・直らないケース

まずここを分けてください。漏れた配管そのものの修理と、漏れた水で濡れた床・壁・天井・家財の修理は別物です。火災保険の「水濡れ」は基本的に後ろのほうが対象で、寿命で穴があいた配管の交換は対象外になるのが一般的です。

直るケース(こういう相談がよくあります)

  • 給湯器の配管が破れて、階下の部屋の天井と壁紙がダメになった → 自分の火災保険の「水濡れ」。ただし、この補償が契約に入っているかどうかは保険証券を見ないと分かりません。
  • 台風の強風で屋上の受水槽の配管が折れて、下の階まで水が回った → 配管が折れたのは火災保険の「風災」、濡れた被害は「水濡れ」と、分かれて考えることが多いです。
  • 上の階の洗濯機のホースが外れて、自分の部屋の天井から水が落ちてきた → 上の階の人の「個人賠償責任保険」(火災保険や自動車保険の特約で付いていることが多い)で直すのが基本。管理会社や大家さんにも連絡してください。

直らないケース(正直に言います)

  • 古い鉄管が錆びて穴があいた、ボールタップが寿命だった、パッキンが硬くなった → 経年劣化なので、配管の修理は対象外です。
  • 前から少しずつ漏れていたのを放っておいて広がった、塩害で金具が錆びて漏れた → 「急に起きた事故」とは見てもらえないことが多いです。

火災保険には契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「水濡れ」や「風災」の欄で免責を確認してください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と壊れた部品は残しておいてください。

どちらに当たるかは、見に行けばだいたい分かります。うちは「この配管は寿命なので対象外、でも濡れた天井のほうは水濡れで見てもらえるかもしれません」というふうに、分けてお伝えします。申請するかどうかはお客さんが決めることです。

台風のあとに壁の中から水の音がするパターンは、沖縄で台風後の水漏れ修理|壁の中の水音の原因と火災保険で直る線の記事に詳しく書いています。水漏れから漏電につながった場合は沖縄の漏電修理・調査|沖縄電力に電話する前に、保険で直る線の記事も見てください。

水漏れでお困りなら

「メーターが回ってる気がする」「上の階から水が落ちてきた」という段階で構いません。見に行って、どこから漏れているか、どう直すか、費用をその場で説明します。

火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。

沖縄便利屋 電話 090-9408-5550(お問い合わせフォーム
対応エリア:沖縄市・うるま市・宜野湾市・北谷町・北中城村・中城村・西原町・浦添市・那覇市ほか沖縄県内

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