修理と保険の話

沖縄の外壁修理|車の衝突・飛来物・ひび、誰の保険で直す?

沖縄の外壁修理|車の衝突・飛来物・ひび、誰の保険で直す?

沖縄便利屋に来る外壁修理の相談で、いちばん段取りに迷われているのがこれです。
「駐車場の壁にトラックが突っ込んだ。相手の保険で直すって言われたんだけど、見積はどこで作ればいいわけ?」

ほかにも、壁のひびを放っておいていいか、コンクリートがボロッと落ちて鉄筋が見えている、台風で飛んできた看板で角が欠けた、近所の子のボールで花ブロックが割れた。沖縄の住宅はRC造(鉄筋コンクリート)かブロック造が大半なので、直すのはコンクリートとモルタルと塗装です。ただ、直し方より先に見てほしいことがあります。外壁は「寿命で傷んだ」のか「何かにやられた」のかで、費用を誰が持つかが変わります。ここを分けずに先に直してしまうと、相手持ちで直せたはずの壁を自費で直すことになります。

沖縄の外壁でよくある壊れ方(何にやられたか)

① 車・トラック・バイクが当たった跡
ピロティ駐車場の柱や壁、道路に面した壁。駐車場でハンドルを切りそこねた、配送のトラックがバックで当てた、夜中に知らない車が突っ込んだ、バイクが転倒して滑ってきた。へこみ、欠け、柱の角の割れ。この場合は、直す範囲より先に「誰が払うか」の話が来ます。

② 台風の飛来物・野球ボールで欠けた
隣の家のトタンや看板が当たって角が欠けた、近所の子どもの野球ボールやサッカーボールで花ブロックが割れた。沖縄らしい花ブロックは、中の鉄筋が錆びていると、ちょっとした衝撃で角から欠けます。

③ ひび割れ・爆裂・塗装の剥がれ(経年のもの)
コンクリートのひび、中の鉄筋が錆びて膨らみコンクリートを押し出す「爆裂」、強い紫外線での塗装の剥がれ。海の近く(北谷町・うるま市・那覇市の海沿いなど)は塩害で進みが早いです。件数としてはこれが一番多いのですが、①②と違って保険の話にはなりにくい壊れ方です。ひびの幅の見分け方や補修の工法(Uカット・注入・爆裂の復元)は沖縄RC住宅の外壁ひび割れ補修|火災保険が使えないひび・使えるひびの記事に詳しく書いています。

「どこまで直すか」をうちはこう決めています(部分補修が基本)

  • ぶつけられた跡 → 壊れた範囲+その面の塗装:一か所だけ塗ると色が合わないので、補修した面は一面塗るのをおすすめしています。ただし相手の保険で直すときは、色合わせのための塗装範囲は争点になりやすいところです。認められなければ差額は自己負担になるので、見積の段階で壊れた範囲と塗装の範囲を分けて書きます。電話の時点で「相手の保険で直す」と言ってもらえると、初めからその形で見積を書けます。
  • ひび・爆裂 → 部分補修が基本:表面だけのひびは埋めるだけ。鉄筋が錆びていれば、浮いたところを落として防錆処理からやり直します。工法の詳細は『沖縄RC住宅の外壁ひび割れ補修』の記事のほうへ。

ひびの写真は、横にコインを置いて撮って送ってください。幅が分かれば、急ぐかどうかは電話で言えます。ぶつけられた跡なら、そのまま 090-9408-5550 に電話をください。

自分でできること・やってはいけないこと

  • 壊れた直後の写真を撮る:ひびは定規やコインを横に置いて。ぶつけられた跡は、相手の車が写っているうちに。飛来物は片付ける前に。保険の話になったときの元になります。
  • 車にぶつけられたら、相手の連絡先・ナンバー・保険会社を聞く:相手がいないなら警察に届けてください。
  • やってはいけないのは、錆びた鉄筋の上から塗料やコーキングで隠すこと:中で錆が進むので、次に落ちるときはもっと大きく落ちます。

うちの直し方

見に行って、ひびの幅・錆汁・浮きを叩いて確認し、ぶつけられた跡は中の鉄筋まで割れているかを見ます。「ここは埋めるだけでいい」「ここは鉄筋が錆びているので、ここまで落として直します」と写真を見せて説明してから直します。モルタルや塗装は乾かす時間が必要なので、天気を見ながら数日に分けます。

費用のこと、電話で聞かれたら

「壁の欠けなんだけど、いくらくらい?」と聞かれます。外壁は、見た目が同じ欠けでも中が違います。表面のモルタルが欠けただけなら埋めて塗って終わりですが、叩いてみたら周りまで浮いていて、中の鉄筋が錆びていた、ということが沖縄では本当に多いです。電話で安く言って、行ってみたら鉄筋まで錆びていた、が一番お客さんに失礼なので、金額は見てから言うことにしています。見に行って、直す範囲と金額をその場で説明して、納得してもらってから着手します。見積だけで終わっても構いません。

外壁の修理が保険で直るケース・直らないケース

外壁は「何にやられたか」で、使う保険が3通りに分かれます。

直るケース(こういう相談がよくあります)

  • 配送のトラックがバックで駐車場の壁に当てた、他人の車が突っ込んだ、バイクが転倒して壁に滑ってきた → 相手の自動車保険の「対物賠償」。相手の保険会社から連絡が来て、こちらは写真と見積を出す形になります。
  • 当て逃げで相手が分からない、相手が無保険だった → 自分の火災保険に「車両の衝突」の補償があれば使えることがあります(契約によります)。警察への届け出は必ずしてください。
  • 台風の強風で隣のトタンが飛んできて壁の角が欠けた、手すり壁が倒れた → 火災保険の「風災」。台風の飛来物は相手に責任を問えないことが多く、自分の火災保険で直すのが一般的です。
  • 近所の子どもの野球ボールで花ブロックが割れた → 相手の親の「個人賠償責任保険」(火災保険や自動車保険の特約で付いていることが多い)で直すのが基本。話がまとまらないときは、自分の火災保険の「破損・汚損」の特約があれば対象になることがあります。

直らないケース

  • 塩害や紫外線で進んだひび・爆裂・塗装の剥がれ → 経年劣化なので対象外です。沖縄の外壁の相談は、こちらが大半です。
  • 前からあったひびが、台風のあとに少し広がった → 「台風で壊れた」とは見てもらいにくいです。
  • 自分や同居家族の車で自宅の壁に当てた → 相手の対物賠償も、自分の火災保険の「車両の衝突」も使えないのが普通です。火災保険に「破損・汚損」の特約が付いていれば対象になることがあります(契約によります)。

火災保険には契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「風災」や「破損・汚損」の欄で免責を確認してください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と壊れたかけらは残しておいてください。

どちらに当たるかは、見に行けば分かります。うちは「この欠けはトラックの跡なので相手の保険の話」「このひびは経年なので対象外」と、壁の場所ごとに分けてお伝えします。申請するかどうかはお客さんが決めることです。

車が家に突っ込んだときの相手の保険会社とのやりとりは沖縄で車が家に突っ込まれたら|修理費は誰の保険で直す?の記事、塀のケースは沖縄でブロック塀に車が突っ込まれた場合の修理|相手の保険で直すの記事、塀そのものの傾き・錆は沖縄のブロック塀修理|車の衝突・台風、誰の保険で直す?の記事に詳しく書いています。

外壁のことで気になるなら

「このひび、大丈夫?」「相手の保険で直すと言われたが、どうすれば」という段階で構いません。見に行って、直す範囲と直し方と費用をその場で説明します。

火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。

沖縄便利屋 電話 090-9408-5550(お問い合わせフォーム
対応エリア:沖縄市・うるま市・宜野湾市・北谷町・北中城村・中城村・西原町・浦添市・那覇市ほか沖縄県内

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