修理と保険の話

沖縄で台風後にブレーカーが落ちる原因|漏電調査と保険で直る線

沖縄で台風後にブレーカーが落ちる原因|漏電調査と保険で直る線

沖縄で台風のあとにブレーカーが落ちる原因は、ほとんどが雨水の漏電です。

「台風のあと電気がつかなくて、ブレーカー上げてもすぐ落ちる」
「沖縄電力に電話したら、家の中の問題だから電気屋さんに、って言われて」
「外灯が飛んできた物で割れてるんだけど、こういうのって火災保険で直せるの?」

台風が抜けた朝、沖縄便利屋に入る連絡の中でもこれは多いほうです。停電が復旧して周りの家は電気がついているのに、うちだけつかない。ブレーカーを上げても、カチッと落ちる。こうなると一番気になるのは、冷蔵庫の中身がいつまでもつか、だと思います。先にそこを守る手順から書きます。

まず、どのブレーカーが落ちているかを見る

分電盤を開けたら、見るのは2種類です。

  • 一番左の大きいブレーカー(主幹):沖縄の家の分電盤は、これが漏電ブレーカー(テストボタンが付いているやつ)を兼ねていることがほとんどです。沖縄電力はアンペア契約がないので、内地の記事に出てくる「電力会社のブレーカー」は付いていません。これが上げてもすぐ落ちるなら、家のどこかの電気の部分に雨水が入って漏電しています。台風のあとはほぼこれです。
  • 小さいブレーカー(回路ごと):1つだけ落ちているなら、その回路で使いすぎか、その回路の機器のショート。

近所ごと停電しているなら、家ではなく沖縄電力側です。沖縄電力が見るのは、電柱からメーターまで。メーターから先の家の中は、住んでいる人が業者に頼む形になります。うちはそのメーターから先を見に行きます。沖縄電気保安協会は定期点検が仕事で、緊急の修理には来ません。誰に電話するかの順番は沖縄の漏電修理・調査|沖縄電力に電話する前に、保険で直る線の記事にまとめています。

落ちる回路を自分で探す手順(安全な範囲で)

漏電ブレーカーが落ちているなら、電話をもらう前にこれをやってもらうと、見に行く前に原因がかなり絞れます。

  1. 小さいブレーカー(回路ごと)を全部落とす
  2. 漏電ブレーカーを上げる(小さいのが全部落ちていれば、ここは上がるはず)
  3. 小さいブレーカーを1つずつ戻す
  4. 戻した瞬間に漏電ブレーカーが落ちたら、その回路が犯人

犯人の回路だけ落としたままにしておけば、それ以外の電気は使えます。冷蔵庫はこれで先に守ってください。だいたい1回路だけの問題です。手順2で漏電ブレーカー自体が上がらない場合は、分電盤側の問題なので、それ以上は触らないでください。

「3番を上げたら落ちる」まで分かったら、そこで 090-9408-5550 に電話をください。その回路の先だけ見に行けばいいので、復旧が早いです。

沖縄の家で台風のあとに漏電しやすい場所

① 外灯・ピロティ駐車場の照明
一番多いです。カバーが飛来物で割れて、中に雨水がたまる。沖縄の横殴りの雨だと、少し割れているだけで中までびしょびしょになります。塩害で端子が錆びて弱っているところに水が入る、という組み合わせです。

② 屋外コンセント・屋上のコンセント
防水カバーが開いたままだった、ふたが飛んだ、というパターン。屋上に置いた給湯器やポンプにつながっているコンセントも含みます。

③ エアコンの室外機まわり
ベランダや屋上の室外機が風で動いて、配線がこすれて傷む。隣の家のトタンが飛んできて室外機ごと潰れていることもあります。

④ 古い配線が雨で湿気った
RC造(鉄筋コンクリート)の壁の中を通っている古い配線に、ひび割れから入った雨水が回る。これは台風がきっかけでも、中身は経年劣化です。乾けば一時的に直ることもありますが、次の雨でまた落ちます。屋上の受水槽ポンプまわりは水漏れと一緒に起きていることもあるので、水の話は沖縄で台風後の水漏れ修理|壁の中の水音の原因と火災保険で直る線の記事に書いています。

やってはいけないこと

  • 落ちる回路を何度も無理やり上げ続けない(配線や機器を傷めます)
  • 割れた外灯や濡れたコンセントに触らない、分解しない
  • 濡れた機器にドライヤーを当てて乾かさない
  • 分電盤の中身を開けない

写真だけ撮っておいてください。割れた外灯、濡れたコンセント、当たった飛来物。直す前の写真が、あとで保険会社に出すときに必要になります。何が保険で直って何が直らないかの全体像は沖縄の台風で家が壊れたら、保険で直るもの・直らないものにまとめています。

うちの直し方

  1. 漏電調査(絶縁抵抗の測定)で犯人の回路を確定する:上の手順でお客さんが絞ってくれていれば早いですし、絞れていなければうちが分電盤で測ります。
  2. その回路の先を見に行く:外灯、屋外コンセント、屋上、室外機。漏れている場所を目で見て、測って確定します。
  3. 家の中の電気を先に復旧する:犯人の回路だけ切って、それ以外は使えるようにします。
  4. 壊れたものを直す・交換する:割れた外灯は錆びた端子ごと本体を交換。コンセントは防水タイプに取り替え。
  5. 回路を戻して確認する:漏電ブレーカーが落ちないことを確認して終わりです。

費用について

「電話で概算だけでも」と言われるのですが、漏電はふたを開けるまで分かりません。同じ「ブレーカーが落ちる」でも、外灯のカバーと本体1個の交換で終わることもあれば、壁の中の配線まで濡れていて、乾かして測り直すのに数日かかることもあるからです。見に行って、原因と直し方と金額をその場で説明して、納得してもらってから着手します。見積だけで終わっても構いません。

台風のあとの漏電修理が保険で直るケース・直らないケース

漏電の「調査」そのものより、「何が壊れて漏電したか」で決まります。

直るケース(火災保険の風災)

  • 隣の家のトタンが飛んできて、ピロティの外灯のカバーが割れ、中に雨水が入って漏電した
  • 強風で屋上の室外機が動いて、配線が引きちぎれた
  • 台風で屋外コンセントの防水ボックスごと吹き飛ばされて、壁から配線がむき出しになった

台風の風、または風で飛んできた物で壊れたものは、火災保険の風災の対象になることがあります。

直るケース(火災保険の落雷)

  • 台風と一緒に雷が落ちて、分電盤や給湯器の基板、エアコンが一度に壊れた

落雷は風災とは別の補償ですが、たいていの火災保険に入っています。家電が何台も一度にダメになったときは、保険会社に聞いてみてください。

直らないケース

  • 古い配線が自然に漏電した(経年劣化)
  • 塩害で端子が錆びて、風とは関係なく接触不良になっていた
  • 屋外コンセントの防水カバーを閉め忘れていた(管理の範囲)

火災保険には契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「風災」や「落雷」の欄で免責を確認してください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と壊れた部品は残しておいてください。

どちらかは見に行けば分かるので、うちはその場で正直に言います。申請するかどうかはお客さんが決めることです。

台風のあとにブレーカーが上がらないなら

「どのブレーカーが落ちているか分からない」。その電話が一番多いです。電話で分電盤を一緒に見て、必要なら見に行って、冷蔵庫を先に助けてから原因を探します。

火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。

沖縄便利屋 電話 090-9408-5550(お問い合わせフォーム
対応エリア:沖縄市・うるま市・宜野湾市・北谷町・北中城村・中城村・西原町・浦添市・那覇市ほか沖縄県内

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