沖縄で台風に曲がったフェンス修理|火災保険で直る?部分交換は?
沖縄でフェンス修理の相談が増えるのは、台風が抜けたあとです。
「フェンスが道路側に倒れかけてる。1枚だけなんだけど、全部替えないとダメ?」
「支柱のところで折れ曲がってる。これ、保険とかで何とかならないかな」
「隣の家のトタンが飛んできて、フェンスがベコベコになった。隣に言うべき?」
結論から言うと、部分交換で済むことは多いです。ただ、済まないパターンもあって、その見分けと、保険で直るか直らないかの線引きがこのページの本題です。「曲がった1枚だけ替えれば終わり」と思って見に行ったら、支柱も基礎もやられていた、というのが沖縄の台風ではよくあります。
沖縄のフェンスは「パネル」より「支柱と基礎」が負ける
内地の記事だと「フェンスの板が1枚割れた」みたいな話が多いですが、沖縄でうちがよく見るのは、この5つです。
① パネルだけが曲がっている(支柱は無事)
横殴りの風でアルミの格子やパネルがへこむ・曲がる。支柱がまっすぐで、揺すってもぐらつかなければ、パネル1枚の交換で済みます。いちばん軽いケースです。
② 支柱が曲がった・折れた
フェンスはパネルより支柱が弱いです。風をまともに受ける面積が広い目隠しタイプのフェンスは、支柱の根元で折れることがあります。支柱を替えるには、ブロック塀に埋まっている根元をはつって入れ直すので、パネルだけのときより手間がかかります。
③ 基礎ごと浮いた・ブロック塀が割れた
支柱を立てているブロックの天端(上の段)が、支柱と一緒に割れて浮く。こうなると、フェンスの修理というよりブロック塀の修理です。支柱を挿し直す前に、ブロックを積み直すところからになります。塀そのものが傾いている・鉄筋が錆びているときは沖縄のブロック塀修理|車の衝突・台風、誰の保険で直す?の記事のほうが近いです。
④ 車がバックで当てた
台風とは別に、駐車場に面したフェンスは車にやられます。自分の車でバックのときに当てた、来客の車が擦った、隣の駐車場から出る車が角を引っかけた。アルミは戻らないので、当たった区間のパネルと支柱の交換になります。
⑤ 塩害で支柱の中が錆びていた
アルミフェンスは錆びないと思われがちですが、支柱の中に鉄の芯が入っているタイプや、ビス・金具が鉄のものは、塩害でそこから腐ります。台風で折れた支柱を抜いたら中が錆でスカスカだった、というのは沖縄市やうるま市の海沿いでよく見ます。この場合、台風はきっかけで、原因は錆です。
部分交換でいけるか、の目安
うちが現場で見ているのは、この3点です。
- 支柱を揺すってぐらつかないか:ぐらつかなければパネル交換で済む可能性が高い
- 同じ型のパネルがまだ手に入るか:廃番だと、曲がった1枚だけ替えて色や柄が揃わない。一区間まとめて替えるか、近い型で妥協するか相談になります
- ブロックにひびが入っていないか:支柱の根元のブロックが割れていると、パネルだけ替えても次の台風でまた同じところがやられます
支柱を揺すった結果と、パネルの裏の型番シールの写真。この2つを送ってもらえれば、部分交換でいけそうかは電話で言えます。090-9408-5550
自分でやっていいこと・やらないでほしいこと
やっていいこと
- 倒れかけているパネルが道路や隣の家に落ちそうなら、ロープや番線で仮止めする
- 直す前に、曲がった状態を写真に撮っておく(保険の話になったときに必要です)
- 飛んできた物があれば、そのまま置いておく(どこから飛んできたかの証拠になります)
やらないでほしいこと
- 曲がったアルミを手で戻そうとする(アルミは戻らず、折れます)
- 支柱を無理に引き抜く(ブロックが割れて被害が広がります)
- 次の台風まで放置する(曲がったパネルは風を受けやすく、次で丸ごと飛びます)
うちのフェンス修理のやり方(見に行く → 支柱と基礎を確認 → 交換範囲を決める)
- 見に行く:パネル・支柱・基礎ブロックの3つを見ます。支柱を揺すって、根元のブロックを叩いて、中が生きているか確かめます。
- 交換範囲を決める:「この2枚とこの支柱1本」「ここからここまでの一区間」と、どこまで替えるかを図にして説明します。型番が分かれば、同じものが手に入るか調べます。
- ブロックの補修が先なら、先にやる:根元が割れていれば、ブロックを積み直してから支柱を立てます。ここを飛ばすと、また曲がります。
- パネル・支柱の交換:既存と同じ型があればそれで。廃番なら近い型を見てもらって決めます。
- 仕上げ:ビス・金具はステンレスに替えます。沖縄では鉄のビスはすぐ錆びるので。
費用について
電話で「1枚いくら?」と聞かれますが、フェンスは見てからでないと言えません。同じ「パネルが1枚曲がった」でも、支柱がまっすぐならその1枚を外して付け替えるだけで済みます。ところが、支柱を揺すったらぐらついて、根元のブロックにひびが入っていた、となると、ブロックをはつって積み直してから支柱を立て直す仕事に変わります。電話で軽いほうの金額を言って、行ってみたら重いほうだった、というのが一番お客さんに失礼なので、先に言わないことにしています。
見に行ったら、どこまで替えるかとその金額をその場で説明します。納得してもらってから着手しますし、見積だけで終わっても構いません。
フェンスが保険で直るケース・直らないケース
フェンスは「何が原因で曲がったか」で、使う保険が変わります。
直るケース(自分の火災保険の風災)
台風の風でパネルが曲がった、支柱ごと倒れた、飛んできたトタンや看板が当たってベコベコになった。これは火災保険の「風災」で直せることがあります。フェンスや門扉は建物本体と一緒に補償に入っていることが多いですが、契約によっては外構が対象外のこともあるので、保険証券か保険会社で確認してください。
隣の家の物が飛んできたケース
「隣のトタンが飛んできたんだから隣に弁償してもらえる?」とよく聞かれますが、台風の飛来物は、飛ばした側の責任を問えないことが多いです。隣に固定が明らかに不十分だった等の事情がなければ、原則として自分の火災保険の風災で直すことになります。逆に、自分のフェンスが飛んで隣の車を傷つけたときも同じ考え方なので、お互いさまの話だと思ってください。カーポートの屋根が隣まで飛んだときの話は沖縄で台風にカーポートが飛んだら|火災保険と隣の車の傷に書いています。
直るケース(相手の自動車保険)
来客や配達の車がバックで当てた、隣の駐車場から出る車が角を引っかけた。相手の自動車保険の「対物賠償」から修理代が出るのが基本です。自分や同居家族の車で当てた場合は、相手の対物賠償も自分の火災保険の「車両の衝突」も使えないのが普通です。火災保険に「破損・汚損」が付いていれば対象になることがあります(契約によります)。
直らないケース
支柱の中が塩害で錆びていて、台風で仕上げにぽきっと折れた。ビスが錆びて前からパネルがガタついていた。これは経年劣化なので、風災の対象にならないことがあります。「台風のあとに折れた」でも、抜いてみて中が錆でスカスカなら、うちは「これは錆が原因です」と言います。フェンス以外のものも含めた線引きは沖縄の台風で家が壊れたら、保険で直るもの・直らないものにまとめています。
火災保険には契約ごとに免責金額(自己負担額。0円・5万円・10万円など)が決まっていて、修理代がその額に届かないと保険金は出ません。古い契約では「損害が20万円以上のときだけ」という条件のものもあります。保険証券の「風災」の欄で免責を確認してください。請求できるのは原則3年以内です。被害が大きいときは保険会社の鑑定人が見に来るので、直す前の写真と壊れた部品は残しておいてください。フェンスはパネル1枚の部分交換だと免責の範囲で終わることが多いので、申請より自費のほうが早いケースもあります。そこも見に行ったときに言います。
どちらかは、見に行けば分かります。申請するかどうかはお客さんが決めることです。保険会社に出す前に、「これは風災で通りそうか」の見立てだけ聞きたい、という相談でも構いません。
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- カーポートの屋根が隣の駐車場まで飛んでいたとき → 沖縄で台風にカーポートが飛んだら|火災保険と隣の車の傷
- フェンスの根元のブロック塀が割れているとき → 沖縄のブロック塀修理|車の衝突・台風、誰の保険で直す?
- フェンス以外に壊れたものがあるとき → 沖縄の台風で家が壊れたら、保険で直るもの・直らないもの
フェンスでお困りなら
「1枚だけ曲がったんだけど」。その電話が一番多いです。見に行って、部分交換で済むか、どこまで替えるべきか、その場で説明します。
火災保険・自動車保険が使える修理かどうかは、見に行ったときにお伝えしています。保険の申請はお客さまご自身で行っていただきますが、必要な写真と見積はこちらで揃えます(手数料はいただきません)。
沖縄便利屋 電話 090-9408-5550(お問い合わせフォーム)
対応エリア:沖縄市・うるま市・宜野湾市・北谷町・北中城村・中城村・西原町・浦添市・那覇市ほか沖縄県内

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